新刊ニュース ~ 【カリスマの言葉シリーズ 名医が実践! 心と体の免疫力を高める最強習慣 順天堂大学教授・小林弘幸著 プレジデント社】長年健康系ライターとして活動してきた東/茂由が注目の新刊を紹介
新刊ニュース
カリスマの言葉シリーズ 名医が実践! 心と体の免疫力を高める最強習慣
順天堂大学教授・小林弘幸著 プレジデント社
コロナ時代を生きる心身の健康と生き方を指南
新型コロナウイルスが蔓延し、生活佳境は変化し、私たちは生活洋式の変更を余儀なくされている。
新型コロナに罹患したら、どうしよう。自分や家族のこれからの生活はどうなるのだろうか。将来はどうなるのか。日本は大丈夫か。今まで経験したことがない、強い不安を抱えっている人も少なくないようだ。不安感から心身の疲れがたまり、心身の調子が崩れる場合もあるだろう。
コロナ禍の今をどう乗り越え、どう生きていけばよいか。小林弘幸著『心と体の免疫力を高める最強習慣』は、コロナ時代を生きる心身の健康と生き方を指南している。前書きに、以下の言葉かあり、本書のエッセンスが述べられている。
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自分の「やるべきこと」をやる
自分ではどうしようもない災難に襲われたとき、わたしたちはどのようにして自分の心身を守ればよいのでしょう。
わたしは、いまこそ、「自分のやるべきことをやる」という基本に立ち返るべきだと伝えています。
いまは生き方を見直す時期
いまわたしたちは、巷にあふれる不正確な情報に煽られることなく、時間をかけて、自分の考え方や生き方を見直す時期にきているのではないでしょうか。
自分をしっかりと持っておくこと
自分でコントロールできないものに振り回され、自分を疲弊させてしまうことほど、最悪なことはありません。自分のせいではないのに、それによって自分が乱されたら、こんなに悔しいことはありません。ウイルスをはじめとする外的要因に、自分の人生や暮らしや心を好きにさせてはいけません。
心の免疫力を高めて、自分をしっかり持っておく。そして、次のステップに進みましょう。
これは人間関係のストレスをはじめ、すべての心の疲れに通じています。
ふつうの生活に戻していく
わたしたちは、いまこそ自分が「やるべきこと」をやり、ふつうの生活に戻していく必要があります。
なにをいちばん大切にしなければならないのか。それは、やはり自分を見失わないことに尽きます。
自分を見失うためには、自分がどんなことに希望を持ち、人生で何をやっていきたいのかを、もういちど自分で見つめ直すことをおすすめします。
心と体と環境のクリーニングをしよう
自分でできることから始めたら、次は周囲の環境を整えていきましょう。部屋を整理し、長年使っていないものを処分する。心も体も環境も、すべてクリーニングしてみてはいかがでしょう。
その過程で、あなたの心と体は変わっていくことでしょう。すると、ウイルスが去ったあとに、それまでとはちがう自分がいることに気づくはずです。新しい自分になることで、また新しい発見や自分があるはずです。
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著者は自律神経研究の第一人者といわれ、自律神経と健康に関しての著書は多数あり、自律神経を基本とした生き方の本も複数出版している。
本書は、自律神経と腸内環境を整えれば、免疫力は高まり、疲れも解消し、心身の健康が得られるとの観点に立ち、そのための方法として、1~5章全72の著者の言葉が語録がとして項目ごとにわかりやすくまとめられ、紹介されている。
新型コロナ騒動で、心身の調子が崩れた人は、その回復のための教科書として一読するとよいと思う。
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カリスマの言葉シリーズ 名医が実践! 心と体の免疫力を高める最強習慣
順天堂大学医学部教授 小林弘幸
プレジデント社
2020年6月17日発売 792円(税込み)
シリーズ名:プレジデントムック カリスマの言葉シリーズ
ページ数:189p
出版社名:プレジデント社
ISBN:978-4-8334-7895-3
著者:小林 弘幸(こばやし ひろゆき)
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。専門分野は小児外科学、肝胆道疾患、便秘、Hirschsprung’s病、泌尿生殖器疾患、外科免疫学。
構成
第1章 「疲れ」と自律神経
第2章 腸から免疫力を高める
第3章 体の疲れを取る
第4章 心を整える
第5章 疲れない生き方
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紹介文:東/茂由 ライター
1949年、山口県生まれ。早稲田大学教育学部卒。現代医学から東洋医学まで幅広い知識と情報力で医療の諸相を追求し、医療・健康誌、ビジネス誌などで精力的に取材・執筆。心と体、ライフスタイルや環境を含めて、健康と生き方をトータルバランスで多面的に捉えるその視点に注目が集まる。