2022年4月28日 / 最終更新日時 : 2022年4月28日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 名前のいわれ 小学三年のとき、ある日の授業。担任の女性教師がこういう宿題を出した。 「自分の名前について、どういう理由や考えでその名をつけたか、親に聞いてきなさい」 命名のいわれを教えてもらうように、というのである。 帰宅後、すぐに母 […]
2022年4月26日 / 最終更新日時 : 2022年4月26日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【虫のせい】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 森本哲郎著『日本語 裏と表』(新潮文庫)に次のようにある。 日本人の身体のなかには虫が棲んでいるらしい。しかし、どんな虫なのか、だれも見た者はいない。正体不明なのだが、とにかく、身体の一定の場所にじっとひそんでいて、何か […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - エナジー・ドリンクは砂糖湯 小学二年の冬のある朝。いつもより早く目が覚めたが、体中から力が脱けている。頭もボーッするのを通り越しており、動こうとしたらふらふらした。 それでも起き上がって、すでに起きて台所仕事をしている母の近くへ這っていくようにして […]
2022年4月19日 / 最終更新日時 : 2022年4月19日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【なまじかけるな薄情け(うすなさけ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 若い頃、遊び人風の人が近づいてきたので、なんとなく親しくなって、一晩アパートに泊めたところ、半ば居着いてしまい、難儀したことがあった。 別の話。お人好しの友だちに彼女ができた。うらやましので、「いいなあ」といったら、 「 […]
2022年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年4月14日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 耳元でささやく声 「カンニングしたね」 小学六年の頃。普段のテストでカンニングをするようになっていた。四年頃まではクラスで一、二番だった成績が、だんだんと下がっていっていた。いい点数をとらないといけない。気持ちが追い詰められていた。 先生の「終わり」というかけ […]
2022年4月12日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 南方マラリア、夏に震える父 五歳のときの夏八月。離れて暮らす父がお盆に帰省してきていたときのこと。 午後の早い時間だったか、父が毛布にくるまって震えているのを見た。熱が出ているようだった。 いったい、どうしたんだろう。異様な光景である。 近くに祖母 […]
2022年4月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月7日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ハト麦の煎じ汁でイボが消えた! 中学二年の頃、左手に大きなイボができていた。 親指と人差し指に一つずつ、目立つので、バスに乗ったとき左手では手すりをつかまないようにした。 思春期に入っており、とても嫌だった。 当時、イボは男子生徒の間ではけっこう流行っ […]
2022年4月5日 / 最終更新日時 : 2022年4月5日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 葉緑素入りキャラメル 昭和二十九年五歳の春、桜の季節。 祖父が急に「ぼく、荒神様に花見に行こう」と言い出した。 荒神様は、家から東へ歩いて五、六分、集落がはずれたところにあった。 国道沿いの際、道路の山側に荒神様を祀っている小さな祠がある。そ […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月1日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 大関経験者、だって!? 大相撲令和四年三月場所、大阪で観客を入れて行われるのは三年ぶりということもあって活況を呈した。賜杯争いは千秋楽に関脇の若隆景と元大関で前頭七枚目高安の決定戦にもつれ込み、若隆景が逆転勝ちをして初の栄誉に輝いた。高安は、ま […]