2022年6月30日 / 最終更新日時 : 2022年6月30日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 水難の相、女難の相 当たったのは水難の相だった 周防大島に離れて住んでいる祖父が時々、島で有名な神様なのか拝み屋さんなのかに、子供・孫たちの運勢を見てもらってくれていた。中学二年の冬だったか。祖父がぼくたちの住んでいる下関に来て、母とぼくに […]
2022年6月28日 / 最終更新日時 : 2022年6月28日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - すれ違いざまに「こんにちは」疾風のごとく去って行く 住まいの近くを歩いていると、歩道を向こうからかなりのスピードを出した自転車が二台、三台、四台とやってきて、すれ違いざまに、「こんにちは!」。ヘルメットをかぶった若い白人の女性たちが、頭を下げる。そして、疾風のごとく去って […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 七歳までは神のうち 先祖の位牌に、知らない名前がある。 曾祖父の子供で、「幼光童女」とある。(実際に書かれている「幼」の字は、つくりが「刀」で、漢字辞典で調べたら、幼の別字体のようである)亡くなった日は、明治二十年二月十三日。 この子供のこ […]
2022年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年6月21日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ハブ茶、豆茶っていうが、ハブソウ、エビスグサ、どっち? ハブソウとエビスグサの続き。自分が生まれた瀬戸内海の島では、子供の頃、朝ご飯は茶粥、使うのは豆茶で、エビスグサの乾燥種子だった。エビスグサ(生薬名は決明子)だとわかったのは三十数年前で、親戚のおばさんが教えてくれた。当時 […]
2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月16日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 弘法大師が広めたハブソウとエビスグサ 子供の頃、生まれ故郷の瀬戸内海の島の生活で、朝ごはんは茶粥だった。乾燥したマメ科の種子を布の袋に入れて水から炊く。中華粥のようにとろとろに煮るのではなく、少し硬めの状態で火を止める。それを、さらさらとかき込んで食べる。 […]
2022年6月14日 / 最終更新日時 : 2022年6月14日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【これどこからの旅ですか】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 この言葉は幸田文さんの『幸田文 旅の手帖』(幸田文著・青木玉編 平凡社)収載の『旅』と題した随筆に出てくる。 「むかし常識として、家庭内で教えられたことでいまもう通用しなくなっているものはたくさんある。何もみな世につれて […]
2022年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年6月9日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【ごゆるりと】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 あるメーカーのメディア向けセミナーに出席したおりのこと。セミナーは昼前に終わったが、司会進行を務めていた女性がこういった。 「皆様に当○○ホテルのサンドイッチをご用意しておりますので、お召し上がりください。この会場は一時 […]
2022年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年6月7日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 「自分で取る!」「手抜きをしない!」で命令形!? デパートでのこと、「○○ちゃん、入れな~い」という女性の声が聞こえてきた。見ると、ベビーカーの一歳少しぐらいだろうか、男の子が口に手を入れている。お母さんは、「○○ちゃん、口の中に手を入れてはいけませんよ」という意味のこ […]
2022年6月2日 / 最終更新日時 : 2022年6月2日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 森鷗外の異った清潔好き(もりおうがいのかわったきれいずき) 明治・大正の小説家で陸軍軍医(軍医総監)でもあった森鷗外の娘、森 茉莉さんの随筆集『贅沢貧乏』(新潮文庫)に収載の『気○○マリア』の冒頭に、鷗外の清潔(きれい)ずきについての記述がある。 それは異(かわ)った清潔(きれい […]