新刊ニュース ~ 【日本のパンデミックは人災! コロナ感染大爆発の全内幕 コロナ問題特別取材班 宝島社】長年健康系ライターとして活動してきた東/茂由が注目の新刊を紹介

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新刊ニュース

日本のパンデミックは人災! コロナ感染大爆発の全内幕
コロナ問題特別取材班
宝島社

コロナ、政府対応の体たらく

新型コロナウイルスの国内感染者が今年1月に確認されて以後の日本政府の対応をみて、「感染拡大はもう止められない」との見方を示している医師は少なからずいた。
中国・武漢で感染爆発が起きているのに、安倍首相は北京の日本大使館のホームページに1月24日から1週間、「訪日観光客歓迎」の旨のメッセージを載せていた。

以降、対応のお粗末さに、国民はあきれた。PCR検査数はいっこうに増えないままだったが、なぜ、増えないのか、その理由も明確には示さないままだった。
受診については当初、「発熱4日ルール」をつくった。感染し、尋常ではないと思っても、
4日間は在宅で様子を見なければならない。この不可解なルールを守ったために命を落とした人もいた。

全国民にマスクを配布することになったが、なかなか届かない。届いたと思ったら、当初日本製といっていたのが中国製で、髪の毛が付いていたり、汚れていたり。
中小企業や個人事業主を対象に持続化給付金の支給を始めたが、それはよしとしても、これまた汚い闇が明るみになった。事務局業務を一般社団法人に委託したが、委託先の法人は電通とパソナ、トランスコスモスによって設立されたものだった。この法人には、業務実態がまったくないことが明らかになった。

メディアは真実を隠していると思われる報道や発言が多く、信用できない。安倍政権が圧力をかけていることは明白で、テレビを見るのも馬鹿馬鹿しい、と思っている人は少なくないだろう。
その他、与党政府はコロナ騒動のスキに乗じて、こっそり法案を通したりした。

日本のパンデミックは人災

国難といえるこの時期に、政府はいったい何を考えているのか。さまざまななぜ?を解き明かすために取材し、レポートしたのが本書で、「日本のパンデミックは人災!」と断じている。「はじめに」に次のように書かれている。

一連のコロナ問題に対し、世界の政治リーダーたちは「真の人間力」を露呈した。残念ながら、日本の安倍首相はこの間大きく支持率を下げ、国民の信頼を失った。

安倍首相の言葉には血が通っていない──それが、何度も首相の記者会見を聞くことになった多くの国民の声である。プロンプターがなければ、言葉を出すことができない一国の宰相。国民に「マスク2枚」を配布した愚作は、後世に語り継がれるエピソードとなるだろう。
本書は、感染拡大と経済崩壊をもたらした「戦犯」の追求と、コロナ問題が浮かび上がらせた政・官・メデイアの欺瞞を検証したものである。「感染症はいつも人間の歴史を変える」
──それは本当のことかも知れない。

政・官・メディアの欺瞞を検証

以下、章の構成と見出し。

1章 感染症ムラ その利権の構造
・コロナ問題の「A級戦犯」医系技官が牛耳る 厚生省「結核感染症課」の闇
・官邸に救う利権集団「新型コロナ専門家会議」メンバー12人の「素性」
・すべて「出来レース」! 給付金事業で判明した電通と政権の深い闇
・「遺体検査」「超過死亡数」……各種データが物語る 見逃された「コロナ死者数」
・罪深きは「加藤勝信厚労相」 命を奪った「PCR抑制」と「発熱4日ルール」の罪と罰
2章 メディアvs官邸 知られざるパワー・ゲーム
・安倍政権の「標的」にされた羽鳥『モーニングショー』と官邸の「言論封殺」一部始終
・ツイッター民が暴いた官邸の「メディア監視」と922枚の証拠文書
・コロナ騒動が暴いた安倍「コロナ会見」の茶番と記者クラブの「大罪」
・ナニワのヒーロー 大阪府「吉村洋文」知事の隠蔽されたコロナ失態
・「検察庁法改正案」を廃案に追い込んだ芸能人たちの「政治覚醒」
・「検察庁法改正案」を廃案に追い込んだ 芸能人たちの「政治覚醒」
・お笑い芸人もビックリ! コロナ対策記者会見 「空前絶後」のアベ語録
・アベ・リセッション コロナとともに去りぬ
・究極の「上げ底」数字! 史上最大の経済対策 そのちっぽけな中身
・「こんなはずでは……」「五輪1年延期」をめぐる アスリートたちの苦悩
・検証「安倍vs山中対談」検査数・給付金・経済対策 ファクトチェック
・総視聴率69.2%! 安倍首相「緊急事態宣言」歴史的会見「不評」の理由

コロナという国難に際し、政官がどのような動きをするのか。それがよくわかる一冊である。私たち1人ひとりも、今の日本の政官はそういうものだと思い、対処することが求められるだろう。

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日本のパンデミックは人災! コロナ感染大爆発の全内幕
コロナ問題特別取材班
宝島社

2020年7月22日 第1刷発行
980円(税別)

単行本: 192ページ
言語: 日本語
ISBN-10: 4299007689
ISBN-13: 978-4299007681

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紹介文:東/茂由 ライター
1949年、山口県生まれ。早稲田大学教育学部卒。現代医学から東洋医学まで幅広い知識と情報力で医療の諸相を追求し、医療・健康誌、ビジネス誌などで精力的に取材・執筆。心と体、ライフスタイルや環境を含めて、健康と生き方をトータルバランスで多面的に捉えるその視点に注目が集まる。