2021年6月2日 / 最終更新日時 : 2021年6月2日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【お口に合いますかどうか】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 飲食物がおいしいかどうかには、材料が新鮮とか上等などの客観的な基準もあるが、もうひとつ、口に合うかどうかがある。嗜好に合うかどうか。どんなに上等の食材であっても、その食材自体が嫌いなら、それは口に合わないということである […]
2021年6月1日 / 最終更新日時 : 2021年6月1日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【とりあえずビール】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 この言葉はかつて全国的に使われたが、始まりはいつ頃だったのだろうか。昭和の高度成長期、三十年代後半から四十年代前半にかけてだっただろうか。 経済の高度成長期にあって、日本人にとってビールは日本酒と並び日常的に飲めるポピュ […]
2021年5月31日 / 最終更新日時 : 2021年5月31日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【一見(いちげん)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「一見(いちげん)」は、料理屋や旅館などで、馴染みではなく初めての客を言う。 高級な店では「一見」の客を断ることがある。「すみませんが、うちは一見さんはお断りしています」などという。 一方、一見客相手の商売もある。 「う […]
2021年5月28日 / 最終更新日時 : 2021年5月28日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【待宵(まつよい)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「待宵(まつよい)」には二つの意味がある。一つは、「翌一五日の宵を待つ」意で、「陰暦八月十四日の夜」のこと。小望月ともいう。昔の人は、この言葉ができるほどに十五夜を待ったのだろうか。 もう一つは、「来るはずの人を待つ宵」 […]
2021年5月27日 / 最終更新日時 : 2021年5月27日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【ありのすさび】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「あり」は「有り、在り」で、古語の「あり」には、「存在する(ある、いる)」「生き長らえる、生存する、住む」「居合わせる」「時が経過する」などいろいろな意味がある。「ありのすさび」という場合の「あり」は「在り」で、ここでは […]
2021年5月25日 / 最終更新日時 : 2021年5月25日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【お変わりありませんか】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 あなた 変わりはないですか 日ごと 寒さがつのります 都はるみさんのヒット曲『北の宿から』(作詞・阿久悠 作曲・小林亜星)の冒頭である。この後、 着てはもらえぬ セーターを 寒さこらえて 編んでます と続く。 日本人の手 […]
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2021年5月24日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【怒るで、しかし】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 戦後昭和の半ばすぎ、漫才で天才をとったといわれた、やすしきよしのコンビの横山やすしさんのお決まりのセリフである。 きよしさんのツッコミを受けて、やすしさんが、「怒るで、しかし」と応じる。「しかし」と接続詞でつなぐから、聞 […]
2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2021年5月21日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【馬鹿も休み休み言いなさい】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 最近はこの言葉の意味がわかっていない人がいるようである。 上司に「馬鹿も休み休み言いなさい」と言われた若い部下は、「馬鹿なことを休み休み言うように」指示、命令されたと思ったというのである。 この場合の「言え」は反語で、「 […]
2021年5月20日 / 最終更新日時 : 2021年5月20日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【御意】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 時代劇や時代小説で、殿様から言葉を頂戴した武将が、「御意(ぎょい)」とひと言答える場面がある。 この場合の「御意」は、「御意のとおり」の意から、目上の人に対して同意・肯定を示す返事の言葉として用いられた。「ごもっとも」「 […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2021年5月19日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【遣らずの雨】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「遣る」は、「派遣」という言葉があるように、「そこへ人を行かせること、差し向けること、他方に送り出すこと」の意。「遣らず」はその否定形で、「行かせたくない」ということで、そこから「遣らずの雨(やらずのあめ)」という言葉が […]