2022年5月17日 / 最終更新日時 : 2022年5月17日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 回虫が出たぞ! 検便があったのは、いつ頃までだっただろうか。 小学生の頃は、マッチ箱に便を入れて学校に持って行った。クラスの中には、マッチ箱に便を詰め込み過ぎ、 先生に「こんなにいっぱいいらないのに」と言われる男子もいた。 団塊の世代、 […]
2022年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 角帽、学生服姿の押し売りがやってきた まだ、押し売りが普通に見られた時代。昭和三十三年(一九五八)、小学三年のときのことである。 平日の午後、学校から帰ってすぐだった。 若い男が家の引き戸を開けて入ってきたと思うや、上がりがまちにスーツケースのような鞄を広げ […]
2022年5月10日 / 最終更新日時 : 2022年5月10日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【鼻の下が暇がない(はなのしたがひまがない)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 この表現は、『国語慣用句大辞典』(白石大二編 東京堂出版)に収載されている。面白い。「鼻の下がひまがない」は、次のように説明されている。 口が絶えず動いている。食物を時を欠かさず食べる。口がしゃべり通しである。 そして、 […]
2022年4月28日 / 最終更新日時 : 2022年4月28日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 名前のいわれ 小学三年のとき、ある日の授業。担任の女性教師がこういう宿題を出した。 「自分の名前について、どういう理由や考えでその名をつけたか、親に聞いてきなさい」 命名のいわれを教えてもらうように、というのである。 帰宅後、すぐに母 […]
2022年4月26日 / 最終更新日時 : 2022年4月26日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【虫のせい】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 森本哲郎著『日本語 裏と表』(新潮文庫)に次のようにある。 日本人の身体のなかには虫が棲んでいるらしい。しかし、どんな虫なのか、だれも見た者はいない。正体不明なのだが、とにかく、身体の一定の場所にじっとひそんでいて、何か […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - エナジー・ドリンクは砂糖湯 小学二年の冬のある朝。いつもより早く目が覚めたが、体中から力が脱けている。頭もボーッするのを通り越しており、動こうとしたらふらふらした。 それでも起き上がって、すでに起きて台所仕事をしている母の近くへ這っていくようにして […]
2022年4月19日 / 最終更新日時 : 2022年4月19日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【なまじかけるな薄情け(うすなさけ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 若い頃、遊び人風の人が近づいてきたので、なんとなく親しくなって、一晩アパートに泊めたところ、半ば居着いてしまい、難儀したことがあった。 別の話。お人好しの友だちに彼女ができた。うらやましので、「いいなあ」といったら、 「 […]
2022年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年4月14日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 耳元でささやく声 「カンニングしたね」 小学六年の頃。普段のテストでカンニングをするようになっていた。四年頃まではクラスで一、二番だった成績が、だんだんと下がっていっていた。いい点数をとらないといけない。気持ちが追い詰められていた。 先生の「終わり」というかけ […]
2022年4月12日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 南方マラリア、夏に震える父 五歳のときの夏八月。離れて暮らす父がお盆に帰省してきていたときのこと。 午後の早い時間だったか、父が毛布にくるまって震えているのを見た。熱が出ているようだった。 いったい、どうしたんだろう。異様な光景である。 近くに祖母 […]
2022年4月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月7日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ハト麦の煎じ汁でイボが消えた! 中学二年の頃、左手に大きなイボができていた。 親指と人差し指に一つずつ、目立つので、バスに乗ったとき左手では手すりをつかまないようにした。 思春期に入っており、とても嫌だった。 当時、イボは男子生徒の間ではけっこう流行っ […]