2022年3月3日 / 最終更新日時 : 2022年3月3日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 脱脂粉乳、まずさの秘密 5歳の頃からか、それより前からか、祖母が豆腐屋を始めた。 朝、起きると、井戸の横の洗面台で顔を洗い、歯を磨く。冬は、祖父か祖母か、母かわからないが、お湯をわかしてくれたのだろう、井戸水にお湯を入れてくれた。ぬくいお湯で顔 […]
2022年3月1日 / 最終更新日時 : 2022年3月1日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 血中のナトリウム値、カリウム値 循環器の医師に定期的に診てもらっている。先の診察のとき、 先生が「心臓の働きもいいですし、血液検査の結果も問題ないですね。ナトリウムとカリウムの数値もいいですし」というので、 「ええ、家内は塩の量は気にしないで料理をつく […]
2022年2月24日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 晩ごはん、よその家に借りた茶粥 昔は、醤油や塩、砂糖などが切れている、ご近所さんに「ちょっと醤油貸してくれる」などといって寸借したという。頼まれたほうも、「あいよ」と二つ返事で応じたらしい。ご近所さんのよしみである。昭和三十年頃までの映画やドラマには、 […]
2022年2月22日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 迷子・徘徊じいさんに間違われた もう九年近くも前のこと。朝の十時頃、自宅の居間にいたら、行方不明者に関する市役所の放送が聞こえてきた。防災無線行政放送というやつだ。それらしき人を見つけたら連絡してほしいというのである。 家の者が窓を開け、「また、迷子の […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - シャンプーの泡立つウンコ 小学校の二年か三年の頃だった。冬だったように思う。 朝、登校の前、母親に薬を飲まされた。薬は、季節柄、風邪薬だったのだろうか。 粉薬で、白い紙に包まれていた。薬包だろう。 母親が水を用意し、ぼくに飲ませようとしたが、少し […]
2022年2月15日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - やはり野におけ、クツワムシ 友達の母親の話。終戦間もない頃、関東のある県から別の県に嫁いできた。血縁もいないし、知っている人もいない。寂しい。孤独を紛らわすために、遠くの野原からキリギリスを捕ってきて、庭の草むらに放した。 チョンギース、チョンギー […]
2022年2月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月10日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 正反対・真逆・真反対 真逆(まぎゃく)という言葉、個人的には苦手で、一度も使ったことはない。 「まぎゃく」は、正反対の意味で使われる俗語であるが、使用頻度は今では正反対をしのいでいるのではないか。 全国紙の記事にも見かけるし、アナウンサーも使 […]
2022年2月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月8日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【おすそわけ】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「おすそわけ」は日本の文化といわれる。他の国には、おすそわけの習慣はないようである。当然だろうが、英語に該当する言葉はない。 おすそわけ(御裾分け)は、「すそわけ(裾分け)」の丁寧語で、多くは「おすそわけ」の形で用いる。 […]
2022年2月3日 / 最終更新日時 : 2022年2月3日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 大根と揚げのかやくごはん 三十歳の頃、一緒に住むようになった母が、大根と揚げのかやくごはんをつくってくれた。 大根をイチョウ形に、揚げは細長く切る。それを鍋に入れて煮るが、醤油、味醂、砂糖、清酒などで味付けする。 たったそれだけの料理である。 で […]
2022年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月1日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 心臓の賞味期限 「人間の心臓はいつまでもつのだろうか」 「そりゃ死ぬまでに決まっている」 これでは答えになっていない。 「人が死ぬときは皆、心不全」である。心不全の果てに心臓が完全に働かなくなり、止まるからであろう。だから、どういう病気 […]