2021年12月9日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【感謝感激雨霰(かんしゃかんげきあめあられ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 たいへん感謝し、感激していることを戯(ざ)れていった言葉である。今ではほとんど耳にすることはないが、昭和四十年頃までは若い世代の男性も使っていたと記憶している。 「感謝感激雨霰(かんしゃかんげきあめあられ)」は、日露戦争 […]
2021年12月1日 / 最終更新日時 : 2021年12月1日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【よんどころない事情がありまして】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 誘いを断る言葉の切り札とも言ってよいのが、「よんどころない事情」である。 「よんどころ」は「拠んどころ」と書く。「よんどころない」は、「そうするより仕方がない。やむを得ない」という意味である。多くの場合、「よんどころない […]
2021年11月26日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【五臓六腑(ごぞうろっぷ)にしみわたる】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 五臓六腑とは、もとは中医学の臓腑用語で、五臓と六腑のこと。五臓は肺臓・心臓・肝臓・脾臓・腎臓で、六腑は大腸・小腸・胃・胆・膀胱・三焦。それから派生して、心の中、身体の内部、からだじゅうを指しても言う。 この五臓六腑を使っ […]
2021年11月24日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【涙雨(なみだあめ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 六三歳目前で病気のために死亡した母の葬儀の朝、小雨が降り始めていた。親戚のおばさんの家に挨拶に行き、玄関先でものを言ったところ、おばさんが、半分開けた引き戸から外を見やりつつ、 「お母ちゃんの涙雨やねえ」と一言、つぶやい […]
2021年11月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月19日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【知らないうちが花】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 小学校高学年の頃のこと。冬の土曜の午後、四畳半の居間でうたた寝していると、母親と親戚の女の人がしきりと何か話している。 聞くともなしに聞いていると、一人の親戚のおばさんが、 「知らないうちが花だからね」と言うと、もう一人 […]
2021年11月17日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【世も末(よもすえ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 テレビで十代とおぼしき可愛い男の子が踊りながら歌っている。 ♪君たち女の子 僕たち男の子 へいへいへい へいへいへい おいで遊ぼう 僕らの世界へ走っていこう 一緒に見ていた年上の男性が、誰に言うともなく、こうつぶやいたの […]
2021年11月10日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【甘露、甘露(かんろ、かんろ)】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 甘露は、『新潮現代国語辞典』(新潮社)には次のように説明されている。 1、〈中国・インドの伝説から〉天が与える甘美な霊薬。醍醐味。 2、非常に美味なもの。 3、煎茶の上質なもの 甘露水、甘露煮の見出しも立っている。 『大 […]
2021年11月5日 / 最終更新日時 : 2021年11月5日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【察してください】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 日本人は、察することを大事にしている。日本は「察する文化」の国で、人の気持ちや立場を察することが求められる。人が言葉に表さなくても、状況などから、その人の心をおしはかる。「察する」は辞書には、「他人の気持ちをおしはかって […]
2021年10月29日 / 最終更新日時 : 2021年10月29日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【お身体をおいといください】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 別れ際に相手の身体や健康を気遣うあいさつ言葉として、もっとも一般的なのは「お元気で」であろう。 「がんばり過ぎないでね」とか、「無理しないでね」「体に(体だけは)気をつけてね」などということばもよく聞かれる。 それらは直 […]
2021年10月22日 / 最終更新日時 : 2021年12月17日 higashiadmin 情緒あふれる言葉 【ご自愛(じあい)ください】- 現代に使いたい日本人の感情、情緒あふれる言葉 「自愛」は、「自分を大切にすること。自分の体に気をつけること」で、「御自愛」の形で用いる。「ご自愛ください」は、「御身をたいせつにしてください」という意味で、会話には使われない。手紙や葉書の結語に使うのが一般的である。 […]