2020年12月8日 / 最終更新日時 : 2020年12月8日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 大帝国を築いた秦の始皇帝 不老長寿の夢かなわず急死して帝国は崩壊した 奇貨として、秦王の地位につけられる 古代中国の皇帝のスケールは度はずれている。その代表的人物というと、秦の始皇帝をおいて他にないだろう。中国大陸を初めて統一した始皇帝(秦王政)は春秋戦国時代末期の紀元前246年、13歳で […]
2020年12月1日 / 最終更新日時 : 2020年12月1日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 82歳で家出し肺炎で逝去したトルストイ 遺した手記が崇拝者たちを失望させた ロシアの文豪、レフ・ニコラエヴィチ・トルストイは1828年、由緒ある伯爵家の4男として生まれた。幼くして父母を亡くし、親戚の女性に育てられた。 カザン大学に入学するが、哲学に没頭し中退した。47年に広大な土地を相続し農地 […]
2020年11月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 農村復興に尽力し、その仕法と思想は社会に広く浸透した、二宮尊徳 没落した家を再興 かつて日本全国あちこち小学校の校庭には、二宮尊徳の銅像が見られたものである。薪を背負い、本を読みながら歩く姿。刻苦勉励の象徴であった。 二宮尊徳(幼名、金次郎)は、江戸時代中期、天明7年(1787)に […]
2020年11月24日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 江戸時代の読本作者、滝沢馬琴は緑内障で失明したが書き続け、奇書『南総里見八犬伝』を完成させた 29歳のとき戯作家を生業として生きることを決意 『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫、伏姫と神犬八房の因縁によって誕生した八人の若武者(八犬士)が主人公として活躍する長編伝奇小説で、江戸時代の戯 […]
2020年11月20日 / 最終更新日時 : 2020年11月20日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 浴衣や下駄を好み、箸で刺身やお茶漬けを食べ、日本を愛した小泉八雲は欧米型の病気、心筋梗塞で急死 日本に興味を抱き、来日し、英語の講師に 小泉八雲は、雪女や耳なし芳一などの日本の怪談を再話したことで、今も広く知られている。小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーンは、1850年6月、イギリスの軍医、チャールズ・ブ […]
2020年11月17日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 貴族政治の終焉を早めた藤原道長の糖尿病は、権力にとりつかれた者の病だった 9世紀、天皇親政が終わり、藤原氏摂関政治がはじまる 延歴13年(794)、桓武天皇は都を平安京に遷した。この平安京遷都後、律令制度の立て直しが行われたが成功せず、9世紀後半には藤原氏による摂関政治が始まった。天皇親政の […]
2020年11月11日 / 最終更新日時 : 2020年11月11日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 痛風の激痛を精神力で克服しようとした、哲学者カント 虚弱児で、「苦しい、つらい、息ができない、だるい、死にたい」が口癖だった 近代哲学の祖、観念論哲学の祖といわれるイマヌエル・カント(1724~1804年)は、生まれつき虚弱で、胸は扁平、やせこけていて、脊柱側弯の気味が […]
2020年11月4日 / 最終更新日時 : 2020年11月4日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 性的妄想が生んだ『未完成交響曲』 シューベルト「未完成交響楽」を未完成に終わらせたのは梅毒だった。 幼少の頃から天才ぶりを発揮 シューベルトの音楽は何よりメロデイが美しいことで知られている。オーストリアの天才音楽家フランツ・シューベルトは1797年、ウィーン郊外のリヒテンタールで生まれた。幼いころから父親にバイオリン […]
2020年10月28日 / 最終更新日時 : 2020年10月28日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 古事記の編纂者、太安万侶(安麻呂)は歯周病だった 元明天皇の命を受けて編纂 現存する日本最古の歴史書『古事記』は、奈良時代初期に編纂された天皇家の神話である。上巻は神々の物語で、中・下巻は初代天皇とされる神武天皇から推古天皇に至る各代の系譜や天皇、皇子らの物語である。 […]
2020年10月22日 / 最終更新日時 : 2020年10月22日 higashiadmin 病気と歴史 病気と歴史 - 急性感染症で急死した加藤清正 徳川将軍に血統が継がれたのは本望だったのか 秀吉に目をかけられ異例の速さで出世 戦国の猛将で知られる加藤清正は元禄5年(1562)に尾張の土豪、加藤清忠の子として尾州中村(現在の名古屋市)に生まれた。 3歳のときに清忠が死亡したが、秀吉の母と清正の母が従兄弟だっ […]